NEW 2021 ジュエリーイベントnews1

自粛明けを心待ちにしながら
2021のジュエリーとゆかりのあるイベントや
知るとジュエリーや装身具が楽しめるイベントのnewsをお届けします。

(開催情報は2月24日時点です。予約が必要な展示もあります。
お出かけの際はかならず最新情報を確認くださいね)

〇「日本美術の流れ 浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)」
2月23日(火) ~ 2021年3月14日(日)
東京国立博物館 日本美術本館

https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6252

〇「開館20周年記念展示 村田理如 蒐集の軌跡Ⅱ」
2月20日(土) 〜2021年5月9日(日)
清水三年坂美術館

https://sannenzaka-museum.co.jp/

〇江戸時代~明治時代の装身具(182点 絵画等含む)
装身具工芸ギャラリー

https://www.jj-craft.com/gallery/

〇「ハンドバッグとその中身」展
(緊急事態宣言の間は休館中)~8月21日
アクセサリーミュージアム

http://acce-museum.main.jp/exhibition/

〇「デザインの妙」展
~3月1日まで
山梨ジュエリーミュージアム
https://www.pref.yamanashi.jp/yjm/tenji/index.html

〇ジュエリーの展示販売会「 New Jewelry NEXT 」
2021年4月23日(金)~25日(日)の3日間
神田・3331 Arts Chiyodaにて開催

https://newjewelry.jp/

〇ミネラルザワールド石おもしろ会in京セラドーム
3月12日(金)~14日(日)
https://www.mineraltheworld.com/

〇ミネラルザワールドin 横浜2021春
3月26日(金)~28日(日)

→https://www.mineraltheworld.com/

〇さいたまミネラルマルシェ
3月26日(金)~28日(日)

https://www.mineralshow.net/marche/saitama.html

〇ジャパンジュエリーフェア(JJF)
9月1日~3日、アイメッセ山梨

https://www.japanjewelleryfair.com/5194/

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また随時、newsをご案内していきます。
ムスブセミナー&交流会も開催を企画中。
コロナに負けず前へ進みましょう!

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セミナーレポート 梶原昭雄さん『迷える名工のジュエリー打ち明け話』(後編)

〈第二部 作品スライドを見ながら〉

細工を始めて1,2年目の頃だったと思うのですが、先輩が美しいものを観ろということで、よく美術展に連れていってくれたんですね。金工の世界。ジュエリーの展示はあんまりないものですから。
(そのときの思い出から)金工の世界の中の鍛金、薄い板を使って何か表現できないだろうかと考えまして、あまり重いものは、ジュエリーなので向きませんから、これはちょっと楽しみながらつくりました。

子供のおもちゃでパタパタっていうのがありましたよね。ああいうイメージで、そんな感じのものができないかなと思いまして。
中の模様がもっとリズミカルにならないかなと思いまして、0.5mmの板を裏から叩いて、表から叩いて、透かしを開けてパールを入れて。
パールデザインコンクールに出して入選したものです。本当はパタパタと動かなくてはいけないんですが真ん中のチェーンがいうこときいてくれませんで。
でも、着けたままで、リバーシブルで。裏と表がひっくり返るようにはできました。

御木本を辞めた時、「ジュエリーノン」という会社をつくったんですが、当時はみんなやる気のある連中ばっかりで、5月の連休あたりに(コンクールの)搬入なんですが、休みが5日間くらいみんなでフルで、お祭り気分でやったですね。面白くてしょうがない。あと体力がありましたですね。普段つくっていない、思い切ったものをつくろうじゃないかというのでやりましたね。
入選しただけよかったですが。もうひとつ面白いものができました。打ち出しで叩いた原型で鋳物にして。鋳物っていったら結晶状態が大きくて模様にできるんですね。これ僕が初めてやったんじゃないかなと自負しています。たしか銀賞に入ったんじゃないかな。
辞めてからでも真珠が好きで、ずーっと真珠のコンクールは出していました。


赤いところは糸を巻いています。こういうシンプルなものは当時流行っていて。
下手でもいいから石留めをやってみなくちゃということでやったんですが、まるっきり上手く留まっていなくて。
真珠の留まり方は芯を立てないで、挟み込んで。こんな玉を自分たちで負担して買うというのも難しい時代でしたが、コレたしか8万円くらいしたんじゃないかな。
赤いところは糸を変えられる。違う色にできるんです。


①の連作で、同じような表現でブローチをつくってみようと思ってやったんですけど。ちょっと重くなっちゃいました。


スミレのところにふっと息をかけますと、くるくるっと回るんです。
このころ、アイデア商品がかなり普及してきたといいますか、機能というかね、色々出てきた時につくったものですね。これは裏に3mmのベアリングが入っていて、ちょっとした風で回るようになっているんですね。
こうした仕組みは自分で考えてやるしかない。でもやっぱり(自分)勝手につくったものは当たりはずれがあり、これが最高に素敵なデザインとつくりだと売れるんですが、我流、趣味の世界に入ってしまうと売れないんですね。


デコラティブ、ちょっと過飾気味ですよね。時代の背景でデザインがいろいろ変化しますよね。

(質問:立体感を出してほしいというオファーがあって、デザイン画が正面からしかなかった時は、梶原さんが背面や脇はこうだろいうと考えてつくることに?)

そうですね。基本的な肉どり(注:造形をするためにとる方法を決めること)は御木本で教わったことですが、御木本っていうのは非常に肉が大人しくて。
これは思いっきり躍動感というか、高肉にして。デザイナーの意思もあったし。

デザイナーと作り手の関係というのは、デザイナーは無から有の世界だと思いますが、それを作り手が品物にするというのは、ある意味、有から有の世界だと思いますが、一番違うのは、それを製品にした時に、つくった人はその商品の価値観を支配しちゃうわけですね。
デザイナーの意図もつくりに対してどうかというのも。最終的にまとめるのは職人ですから。そういう気持ちでやっているんだ、ということを考えてやらないといけないなと思いますね。
バブルの頃はもう本当にデザイナーが最優先で、無理なことばっかりでしたね。
だんだん付き合って長いことやっていきますと、そういうことじゃないんだというのが(相手にも)分かってきますけれども。

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セミナーレポート 梶原昭雄さん『迷える名工のジュエリー打ち明け話』(前編)

2020年3月、現代の名工・梶原昭雄さんが旅立たれました。
1960年、御木本真珠店に入社されて以来
戦後日本のジュエリーとともに歩み続けた
仕事への気概と誇りにあふれるジュエリー職人でらっしゃいました。

ジュエリー研究会ムスブセミナー&交流会では
2012年9月8日
「迷える名工の打ち明け話」
をご講演いただきました。
セミナー終了後の交流会で、お酒が大好きな梶原さんが顔を赤らめながら
若手クリエイターさんたちの質問に丁寧に答えていらしゃったことが
ほんの少し前のことのように思い返されます。

梶原さんへの哀悼と感謝の気持ちを込めて、
当日のセミナーの採録をお届けします。
梶原さんの盟友でいらっしゃる
ジュエリー工房フィーゴの坂元亞郎さんにも
大変お世話になりましたことをお礼申し上げます。

(講師プロフィール)
1960年(株)御木本真珠店入社。細工から仕上げまで一貫して製作する
高度な原型製作技能は、高い評価を得ている。
その技術は、昭和皇后陛下のブローチなどの正装用ジュエリーに活かされてきた。
また東京貴金属技能士会での講師を務め、
ものづくりの楽しさを教えるなど技術継承への貢献も高い。
フィーゴ・坂元亞郎氏に続き、2006年に「現代の名工」に選ばれ、
2010年には「黄綬褒章受章」を受章。
現在はジュエリー工房フィーゴの副代表を務める。2020年逝去。

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Happy new year

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ムスブFBで「明治時代のジュエリー」連載中

STAY HOMEが続いています。
展示会もポップアップも中止、お店もクローズ、打ち合わせができない、材料が届かない、制作が滞る……
ジュエリーと掛かり合いのあるごくふつうの毎日が、とても有難いことだったんだと思う方も多いのではないでしょうか。

でも、間違いなく、収束する日はやってきます。
こんなふだんにはない時間こそ、ジュエリーの知識を深める良いチャンス!と捉えませんか。

ジュエリー研究会ムスブFacebook
https://www.facebook.com/jewelry.musubu/

では、「明治時代のジュエリー」を明治の新聞記事から紹介する連載を始めました。
万博レポート、元祖ミネラルフェア、ダイヤモンドの指輪、ヨーロッパのダイヤモンドマーケットレポートなどなど
刀とチョンマゲを落としてまだ間がないのに、
着物から洋装が推奨されてまださほど経っていないのに
商うほうも着けるほうも、驚くほど元気に旺盛に
西洋のジュエリーとガチで向かい合っていたことがよくわかります。

お百度的な願いも込めて、連載は毎日更新しています。
明治に描かれた錦絵つき。
明治時代のジュエリーパワーにあやかって、この難事を乗り越えましょう!

ジュエリー研究会ムスブFacebook
https://www.facebook.com/jewelry.musubu/

#Enjoy Japanese Jewelry
#STAY HOME

(画像:「東京名勝高輪蒸気車鉄道之全図」芳年著、明治4年)

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