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2016年7月「甲府産地見学バスツアー」レポートvol2

2日目はジュエリーミュージアムにて
水晶研磨体験からスタート。講師はTO LABOの大寄智彦さんと、
河野水晶美術の河野誠さん。
プロの手擦り職人手ずから教えていただけるのも醍醐味です。
職人さんはいとも簡単に摺っていますが、これを自分でやるとまあ難しい。
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擦る位置の目安に鉛筆で印をつけ・・

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実際に手で擦っていきます。

153 - コピー (800x600)

こちらは研磨台にセットするやすりの円盤。
目を順々に細かくしていくと、最後はぴかぴかになります。

これは摺り残しの部分に大寄先生が鉛筆で印を入れたもの。
もう仕上がったかと思いきや、こんなに摺り残しがあるとは。。

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2時間半で全員完成。擦り上がった石は個性を反映するかのようにさまざまです。
(ちなみに手前の左端のひときわ小さい石が私です。とほほ)

 

昼食は甲府名物のほうとう。野菜のボリュームに毎回圧倒されます。
でも、しばらくするとまたこれも食べたくなります。
166 (600x800)

午後は焼き印や金型、機械彫刻、アクセサリーパーツ制作など
何でもおまかせの株式会社イケウチへ。
ちいさなパーツも一つずつ手作りされている様子に、
モノづくりへの心意気を感じます。

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ツアー最後の訪問先は依田貴石です。
作業場に板敷で昔ながらの盥の研磨台が並び、昭和レトロがたまらない雰囲気。
手擦りひとすじ50年の依田和夫さんの研磨スタイルは胡坐式。
折りたたんだ座布団の上に座りリズミカルに研磨を進めます。
擦り終えた石やストックしている原石を「ほらっ」と見せるときの依田さんは
とても嬉しそうで、根っからの石好きとお見受けしました。

 

 

山梨に来たらワインがなくちゃ。押さえていますとも。
帰路途中、シャトー・メルシャンでティスティングとブドウ畑の見学も行いました。

 


無事に一連の訪問先を見学し終えて一路バスは新宿へ。
着いてからも名残惜し気に交流の輪は尽きないのでした。
今回のこの出会いや刺激がきっと、明日の日本のジュエリーに繫がるものと思います。
2日間おつかれさまでした。

 
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