ジュエリー研究会ムスブ

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「やってみなはれ! アンティーク・ジュエリー」開催レポート

今年の夏の暑さは特別です!陽射し照りつける7月24日、第23回ジュエリー研究会ムスブセミナー&交流会「やってみなはれ!アンティーク・ジュエリー」を開催しました。
今回は久しぶりにセミナー終了後の交流会は、デザビレのお隣の教室で開催します(最近は近くの中華屋さんに移動してました)。
「お腹減るよね、おにぎりマスト」「ソーセージパンもいっとこう」「卵焼きも」「トマトでカプレーゼつくるね」と上野松坂屋のデパ地下でスタッフ一同買い出し大騒ぎ。荷物を車に積み込み、会場のデザビレに向かいます。

今回のセミナーは特別に、講師の中島正己さんがたいへん貴重なコレクションを参加者の観賞用にお持ちくださいます。
展示台用にちょっと背の高い机を並べ、ビロードの布を敷いてスタンバイ。中島さんがカフスにチーフの見事なスーツ姿でお見えになりました。

鑑賞ジュエリーは
〇桃色エナメルが美しいショーメのネックレス
——桃色の向こうに線細工が透けて見えて綺麗なこと!


〇同じくショーメのバーフォルムのネックレス
——中部分を引き出すとなんとリップステックが登場!


〇見事なコンクパールのリング


〇ダイヤモンドと天然真珠の2組対のブローチ
——これは1910年ごろのもので、当時流行していた襟開き部分に左右対で留めるのだそう。着用の写真も見せてくださり、その時代のお洒落な着こなしがよくわかります。


〇ラーバの「ラクリマクリスティ(キリストの涙)」のカメオブローチ
——この立体感、この精密な彫刻!悲痛な表情が迫ります。


〇JARのイヤリング
——チタン製だそう。花びらが軽やか。紫色の着色はどうやってつけいるんでしょう??

〇天然真珠とダイヤモンドのブローチ
——1860年頃のものだそう。この美しい真珠が海の中から採れたままの姿だとは!


〇カシミールサファイアと彫刻されたエメラルドのリング
などなどぜんぶで十余点。
デザビレが即席のアンティーク・ジュエリー会場に早変わりです。

 

若いクリエイターさんやデザイナーさん、つくりに携わる職人さん、ジュエラーの方々にとって逸品のアンティーク・ジュエリーはまさに「リアルな先生」。
「裏側も見せていただけますか」「ここもダイヤですか?」「どうやって着けるんですか?」
など、活発に質問が飛び出します。その一つ一つに丁寧にお答えくださる中島さん。
「さあ、オモシロイものに興味ある人、6人ずつ僕の周りを囲んで!」
(内容はここでは書けなくて残念ですが)仕掛けもののアンティーク・ジュエリーをまるで手品のように動かしてくださるのでした。

セミナーではアンティーク・ジュエリーの魅力から、アンティーク・ジュエリーとの馴れ初め、知識と目の磨き方などなど、
ジュエリーを生業とするためのヒントが大いに込められた内容に。
終了後の懇親会も中島さんを囲んで、ジュエリー談義が尽きない夜となりました。

 
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