開催レポート：甲府ジュエリー産地ツアー2023夏

7月12日「甲府ジュエリー産地ツアー2023夏」開催しました。

今回のご参加者は２１名。ジュエリークリエイターさん、老舗小売店さんなど、甲府の宝石研磨やジュエリー企業に関心を寄せて下さる方々が全国から集まりました。

朝10時に甲府駅そばの県民広場に集合。
２チームに分かれてマイクロバスで訪問先をまわります。

行き先は
シミズ貴石
ジュエリーミュージアム
ジェムストーンフェア
詫間宝石彫刻
貴石彫刻オオヨリ

そして、甲府市役所に戻り、ヤヌカ・中村穣さんを講師に迎えてミニセミナー「甲府移住で得たもの」を開催しました。

その後は近くの「くいものやわん」に場所を移して自由参加の交流会。
詫間兄弟、大寄さん、中村さんが駆け付けてくくださり、参加者との交流深まる（ここぞと直接クリエイションの相談をする人多数）会となりました。
ご参加くださった皆さん、主催の甲府市さん、訪問先の工房の方々、ありがとうございます。とても良いジュエリーのビジネスの芽が生まれた機会だったかと思います。
とにもかくにも暑さ厳しい夏の甲府、熱中症もなく、無事終わってヨカッタです。

今回の感想―――
台東デザイナーズビレッジさんと一緒に、山梨県・​甲府市のジュエリー企業・研磨職人さんと県内外のジュエリー関係者を結ぶツアーにご協力して10年余りとなります。

はじめた頃は「手摺り研磨職人？いるんですか？日本に？え、山梨に？」といった反応です。
ジュエリー業界人ならば、山梨県が御徒町に類するジュエリー産地であることは周知の事実ですが、若いジュエリークリエイターさんたちがそれを知ることはほぼありませんでした。

それが今では、甲府の手摺り研磨職人の知名度は全国レベル。
「ようやく間近で見られました！」「お願いするのが夢でした！」という声があちこちで上がっていました。

職人さん自身がSNS発信してファンを獲得したり、すでに職人さんたちとコラボレートしているジュエリークリエイターさんが手摺り研磨の価値を発信したり。
まさに、小さいですがバタフライ・エフェクトを見る思いがあります。そして、ここに一つの、ジュエリーのクリエイションを発展させていくヒントもあるように思います。

今回訪問させていただいた手摺り研磨職人さんのほかにも、山梨・甲府にはユニークな工房や企業さんがいます。
さらに、日本に目を広げてみると、ジュエリーと組み合わせると面白い手業だったりもあるでしょう。
クラシカルで見事なジュエリーもひとつのジュエリーの形です。さらに、ブランドらしさが光るカジュアルラインのジュエリーは、今いちばんニーズのある形ですね。
いろいろな化学反応が起きて、ジュエリーがトータルで盛り上がっていくといいですね。

ちなみに、次回の甲府ジュエリー産地ツアーは１１月を予定しています。また詳細が決まり次第、ご案内します。

イベント詳細